アイドルと趣味

ブログを再開してから、なぜか今まで書いたことのないアイドル芸能記事しか作っていない。それで知識を仕入れに、というわけでもないが、ふらふらと外国の日本アイドルサイトを見てきた。(ここ)その冒頭に、

"You're easy breezy, and I'm Japaneezy" - the worst lyrics ever written by anyone anywhere in the entire history of music.

とあったが誰の歌詞か全く分からない。そこでググッてみたら宇多田ヒカルだった。その話からはじめてみようと思う。



宇多田ヒカルってやっぱりいいじゃないか。と思うわけです。
youtubeで日本の動画検索するとかなり上位に出てくる宇多田ヒカルだが、結局アメリカ進出は失敗してしまったのだろうか? ファーストラブだとかオ−トマティックの頃はピンとこなかったけど、たまに耳にする曲は結構いい気がする。ヒットチャートの常連でありつつ、なんだかんだいって安定して良曲を出しているというのは凄いと思う。歌も上手いし。
で彼女は文学ファンだというのもきっとファンの人には有名なんだろう。埴谷雄高の死霊読んでる発言とか。この前ブログを覗いたら司馬遼の本と写っていたり、車内広告で見た気がするがダニエルキイスと対談してたりと守備範囲は若干謎がのこるけれど、哲学書よんでるといっていた広末涼子よりは信頼ができる。気がする。あとテトリスがかなり強いとかエヴァが好きだとかいう話もあってこれはオタク(私)受けがいいのも納得である。
そういうアイドルはこのところオタクが市民権を得始めていることもあって増えていて、一番有名なのは中川翔子だろう。ブルース・リー、特撮、ウメズ漫画を主な守備範囲としていて、画も上手い。他にキルビル栗山千明、モデルの加藤夏希などもヲタクだけれども、芸能活動自体でそういう売り方をしているという点で彼女は非常に特異な存在である。オタクの側からの中川翔子への反応としては、初めはかなりディープなオタクであることとそれをガンガン打ち出していくことに驚きと喜びみたいなものがあったけれど、それが芸風であるがゆえに、殆どのヲタ話にファンとして食いついて時には浅い知識を見せるこも多く、不信感も拭い難いといった感じだろうか。
これは殆ど自分の感じ方を書いただけだが、やっぱり趣味を売りにするといろいろ難しいことが多いだろうと思う。そのためにヲタクをやっているといわれてしまうこともあるだろうし。もちろん私はそうは思わない。ただ見ているほうとしては普通にアイドルだとか役者をやっていて、たまにプライベート面を見るとヲタクというほうが安心感がある、というだけである。初めに言ってたutada*1だとか栗山千明のこれ*2みたいに。今のところヲタク趣味が人口に膾炙するためにしょこたんは日夜頑張って消費されている感じにも見える。電車男のときみたいに。中川翔子は頭もよさそうだし、ヲタクキャラが飽きられようとタレントとして(あるいは他の仕事でも)どうにでもなるっぽいので特に心配ではないけれど。



なんで働いても居ない私ごときが人様の将来を云々しているのか。という感じになってしまったが上手く書けなかったものは仕様がない。今回はこれで。